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国立大学法人群馬大学 理工学部・大学院理工学府
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お知らせ

電子情報部門 三輪教授の研究グループが第21回コンクリート構造物の補修、補強、アップグレードシンポジウムにおいて最優秀論文賞を受賞しました。

2022年1013日から二日間にわたり京都テルサで開催された日本材料学会主催、第22回コンクリート構造物の補修、補強、アップグレードシンポジウムにおいて、電子情報部門博士前期課程2年の川上圭祐さん、三輪空司教授、亀田玖始さん(当時論文発表時 学部4年、現JR東日本)、後藤幹尚氏(大田区)、岩波光保教授(東工大)の共著で発表した論文が最優秀論文賞を受賞しました。

本シンポジウムは、コンクリート構造物の耐久性、変状、診断に関する最新の研究成果をフルペーパとして報告するシンポジウムとして2001年より開催されています。最優秀論文賞は査読段階で審査が行われ、掲載された論文のうちその内容が最も優れている論文に対して、その著者全員に授与されます。本年度は98編の論文に対し、2編が最優秀論文賞に選ばれました。

受賞題目は「感潮河川におけるコンクリート橋台の鉄筋腐食評価への走査型加振レーダ法の適用」であり、本報告において著者らは励磁コイルに交流電流を印加し、鉄筋を正弦振動させながら、3cm/秒程度でドップラレーダをスキャンしてイメージングした鉄筋の振動変位分布を定量評価するシステムを開発し、塩害環境下にある大田区旭橋の実橋台に適用することで、鉄筋腐食程度に対応して100倍程度のコントラストで振動変位の変化が得られることを実証しました。鉄筋コンクリート構造物の主な劣化要因である鉄筋腐食は、現在、電気化学的手法、弾性波手法、電磁気的手法による非破壊評価が検討されているものの、広範囲を高速かつ定量的に評価できる実用的な手法は開発されていませんでした。本研究が今後の非破壊鉄筋腐食評価において画期的な成果となることが高く評価され受賞につながりました。

 


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