受賞・成果等
博士前期課程2年磯崎太一さんが電子情報通信学会東京支部学生奨励賞を受賞しました
電子情報部門加藤研究室所属 博士前期課程2年磯崎太一さんが、第30回電子情報通信学会東京支部学生会研究発表会において登壇し、「二重降下現象と正則化の効果」という題目の発表を行い、電子情報通信学会東京支部学生奨励賞を受賞しました。
機械学習に深層ニューラルネットワークなどのパラメータ数が莫大なモデルが使われるようになりました。従来はパラメータ数が多すぎると過学習を引き起こすと信じられてきましたが、二重降下と呼ばれる、従来信じられてきたことを覆す現象が見つかっています。これに対して、本研究は、正則化と呼ばれる一連の技術を使ったときに二重降下現象がどのように変化するのか分析したものです。
学生奨励賞は、電子情報通信学会東京支部学生会研究発表会における発表者の中で優れた発表を表彰するものであり、受賞件数は講演件数の10%以下であることが規定されています。本年度は104件の発表があり、学生奨励賞を受賞した発表者は9名でした。磯崎さんの発表は非常にレベルの高い研究であり、発表内容もよく、質疑もしっかりとしていたという理由により、磯崎さんが学生奨励賞に選ばれました。