受賞・成果等
大学院理工学府分子科学部門・山路 稔 准教授が日本放射線化学賞を受賞しました
本学理工学府分子科学および産学連携推進部門(兼担;太田キャンパス)の山路 稔准教授が日本放射線化学会の令和5年度放射線化学賞に選出され,2024年9月6日、広島大学にて開催された第67回放射線化学討論会にて表彰状が授与されました。
受賞題名は「放射線化学的手法による硫黄―硫黄結合を有する芳香族化合物の一電子還元解離」です。山路准教授は大阪大学産業科学研究所の放射線施設にあるL-バンドライナック電子線加速装置を用いてパルスラジオリシスという手法で有機化合物のラジカルイオンが分解する過程について20年以上に渡り研究を継続し,論文発表された成果が国際的に評価されたことが受賞の対象になりました。硫黄ー硫黄結合やそれ以外の原子によるシグマ結合をもつ有機化合物について総合的・系統的に調査・研究がされました.この研究成果はがんに対する放射線照射治療や耐放射線材料の開発に大いに貢献することが期待されています。
授与された表彰状
表彰状文面
関連リンク
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