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国立大学法人群馬大学 理工学部・大学院理工学府
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お知らせ

環境創生理工学教育プログラム博士前期課程2年の鈴木悠介さんが、令和3年度土木学会全国大会第76回年次学術講演会において優秀講演賞を受賞しました

 令和3年度土木学会全国大会第76回年次学術講演会において、環境創生部門構造研究室(斎藤研究室)所属の鈴木悠介さんが優秀講演賞を受賞しました。
 鈴木さんの発表タイトルは「2次元EFITを用いたマイクロポーラー弾性体中の空洞による弾性波動散乱解析」であり、マイクロポーラー弾性体中の空洞欠陥に対して、超音波伝搬シミュレーションを行うことで、マイクロポーラー弾性体中の超音波の伝搬挙動および空洞による散乱挙動を明らかにしました。
 社会基盤構造物の健全度を評価する手法の一つに超音波非破壊検査 (UT) がありますが、今回行った超音波シミュレーションは、事前に超音波の伝搬経路を予測しておくことに役立ちます。あらかじめ超音波の伝搬挙動を把握することが求められるUTにおいて、超音波シミュレーションの高度化は必要不可欠です。これまでに、本研究グループでは、様々な波動解析を行ってきました。しかしながら、本研究で対象としたマイクロポーラー弾性体の波動解析の研究例は、ほとんど報告がされておりません。通常、固体中の超音波は縦波と横波が伝搬しますが、マイクロポーラー弾性体中では、縦波と横波に加えて、新たに別の波が伝搬することが指摘されています。
 そこで、鈴木さんは指導教員の斎藤隆泰准教授の指導の下、数値解析手法であるEFITを用いてマイクロポーラー弾性体中の超音波伝搬シミュレーションを行い、数値解析例を示すことで、本手法の有効性を示しました。
 今後は、数値シミュレーションを3次元問題に拡張し、更なる解析精度の向上を行います。また、波動解析に適した境界要素法による解析を行い、本手法の妥当性を検討する予定です。


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