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国立大学法人群馬大学 理工学部・大学院理工学府
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お知らせ

環境創生理工学科 社会基盤防災コース4年生 橋田美知花さんが第75回セメント技術大会優秀講演者賞を受賞しました

 環境創生理工学科 社会基盤防災コース コンクリート工学研究室4年 橋田美知花さんが、第75回セメント技術大会において、優秀講演者賞を受賞しました。論文名は「高温履歴を受ける天然繊維混入型PCはりの爆裂抑制効果」です。

 セメント技術大会は例年約160件の研究発表があります。研究発表の内容は、セメント化学、建築、土木分野と多岐にわたり、約700名の研究者が参集し、活発な質疑応答が行われています。2002年から行っている優秀講演者表彰制度は、大会全体の活性化と若手研究者・技術者(35歳以下)の研究奨励を目的としており、⓵講演要旨のわかりやすさ、⓶プレゼン資料の表現、⓷発表の方法、⓸時間配分の適切さ、⓹発表時間、⓺質問に対する回答の的確さ、⓻発表態度、⓼研究内容のレベルについて審査を行い、特に優秀と認められた講演者に対し授与しています。今年度は、選考対象97名のうち、20名が優秀講演者として表彰されました。橋田さんはそのうちの1名に選出されました。

 橋田さんの研究概要は下記のとおりです。プレストレストコンクリート(以下,PC)構造は、導入されるプレストレスの影響により、鉄筋コンクリート(以下,RC)構造に比べ、火災時にコンクリート表層部が爆発的に剥離・剥落する爆裂現象が生じやすいという報告があります。一般的な爆裂抑制方法として、ポリプロピレン(以下,PP)繊維などの合成繊維をコンクリートに混入する方法が報告されていますが、天然繊維を用いた事例は少ない状況です。そこで、本研究では持続可能な天然資源の活用を目指して、天然のJute 繊維を混入したコンクリートを用いて、PC梁を作製し、加熱試験を行い、爆裂抑制効果を検討しました。その結果、加熱試験においてJute繊維を混入したPCはりは爆裂が生じないことを確認しました。

 関連する研究を橋田さんは進めており、今後の発展が期待されます。

セメント技術大会の詳細はこちらリンク


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