群馬大学理工学部

電子情報・数理領域 博士後期課程3年の王識宇君のグラフェン電界効果トランジスタを用いた医学応用のためのバイオセンサの論文が、バイオテクノロジーに関する主要学会誌である「バイオセンサとバイオエレクトロニクス誌」に掲載されました。

 電子情報・数理領域 博士後期課程3年の王識宇君(小林桑名研究室所属)のグラフェンの生体関連物質センサとしての応用の論文「高感度・高特異性でビオチン検出を行うためのグラフェン電界効果トランジスタを用いたバイオセンサ(Graphene field-effect transistor biosensor for detection of biotin with ultrahigh sensitivity and specificity)」が、バイオセンサとバイオエレクトロニクス誌 (Biosensors and Bioelectronics, Elsevier(IF=10.257))に掲載されました。
 癌やインフルエンザ等の疾患に関連するさまざまな生体分子を定量的かつ迅速に検出するためにグラフェン電界効果トランジスタを用いた高感度センサの開発の内容です。アビジンとビオチンの相互作用とグラフェンの卓越したキャリア移動度を組み合わせて、生体分子の迅速で定量的な検出を可能にしています。
 群馬大学のMd. Zakir Hossain教授(未来先端研究機構)、篠塚和夫特別教授鈴木孝明教授(知能機械創生部門)の研究指導を受け、また鯉淵典之教授(医学系研究科)に「群馬大学 人を対象とする医学系研究倫理審査委員会」の倫理規定のアドバイスを受けています。
 今後はコロナ診断等の広範な応用と実用化を検討していくとのことです。論文の反響は大きく、様々なところからアクセスがあります。王識宇君の今後のますますの活躍を期待します。(文責:電子情報部門助教 江田、千葉)
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掲載論文
Shiyu Wang, Md Zakir Hossain, Kazuo Shinozuka, Natsuhiko Shimizu, Shunya Kitada, Takaaki Suzuki, Ryo Ichige, Anna Kuwana, Haruo Kobayashi
“Graphene field-effect transistor biosensor for detection of biotin with ultrahigh sensitivity and specificity”, Biosensors and Bioelectronics, Elsevier, vol. 165 (Oct. 2020)


開発したグラフェン電界効果トランジスタによるバイオセンサの実験