本文へジャンプ メインメニューへジャンプ
国立大学法人群馬大学 理工学部・大学院理工学府
国立大学法人群馬大学 理工学部・大学院理工学府
ここからメインメニューです
ここでメインメニュー終了です
ここから本文です

お知らせ

【プレスリリース】「主鎖編集」により 微生物で分解するプラスチック合成へ新たな道 ~プロピレンと一酸化炭素と過酸化水素から合成~

東京大学大学院工学系研究科の野崎京子教授、山口和也教授、高橋講平特任研究員、Haobo Yuan(ハオボー ユエン)特任研究員、林慎也大学院生(研究当時)、Chifeng Li(チーフォン リー)大学院生(研究当時)、同大学生産技術研究所の吉江尚子教授、中川慎太郎講師、Jian Zhou(ジェン ジョウ)特任研究員(研究当時)、群馬大学大学院理工学府の粕谷健一教授、同大学食健康科学教育研究センターの鈴木美和助教、藤掛伸宏研究員(研究当時)らの研究グループは、工業原料として安価で豊富に得られるプロピレンと一酸化炭素と過酸化水素から、生分解性プラスチックとして知られるポリ3-ヒドロキシブタン酸(P3HB、注1)と同じ構造を持つ高分子(注2)を合成する方法を見出し、さらにその一部は土壌微生物により無機化(注3)されることを明らかにしました。

発表のポイント

  • 安価で豊富な工業原料であるプロピレンと一酸化炭素と過酸化水素から、土壌中の微生物による分解性を示す高分子を合成しました。
  • 本手法は、目的の高分子を直接合成するのではなく、まず別の高分子を合成し、その高分子の鎖に対してさらなる化学反応を施す「主鎖編集」の戦略をとることで、低コスト原料から目的高分子を合成するものです。
  • 従来法では、同様の構造を持つ生分解性プラスチックを、微生物を用いた発酵や高価な化学原料を用いて合成していたため製造量や生産コストに課題があったのに対し、本手法では、安価で豊富な工業原料を用いるため、潜在的には大規模で低い生産コストでの製造が可能であり、生分解性プラスチック活用の拡大へ道が開けました。

プレスリリース資料はこちら

関連リンク

粕谷健一 教授 研究紹介はこちら
群馬大学食健康科学教育研究センター ホームページはこちら
富士通デザインセンター DESIGN SPECTACLES インタビュー記事 「デザイナーが海洋生分解性プラスチックの研究者に聞いた」 前編はこちら 後編はこちら


ここで本文終了です
ここからフッターです
ページの終了です