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大学院理工学府知能機械創製部門 荒木幹也教授、ゴンザレス・ファン助教の研究課題が内閣府「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第3期」に採択されました
大学院理工学府知能機械創製部門 荒木幹也教授、ゴンザレス・ファン助教による「アンモニア/水素によるスマートガスエンジン発電システム構築」が、内閣府「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第3期(2023年~)」「スマートエネルギーマネジメントシステムの構築」サブテーマに採択されました。研究開発期間は最大5年で、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)から集中的な支援が行われます。
アンモニアは燃えます。燃えるからエンジンをまわせます。燃えると水と窒素だけを生じる究極のカーボンフリー燃料です。ただ、その炎はすぐに消えてしまいます。本研究課題では、燃焼安定化のための水素混焼技術、電力負荷変動への過渡応答制御技術を確立していきます。このテーマは理工学府が次世代研究の柱として掲げる「カーボンニュートラル、エネルギーマネジメントシステム」のまさに中核となるものです。なお荒木幹也教授は、内閣府SIP第1期(2014年~)「革新的燃焼技術」サブテーマにも採択された経験があり、理工学府における脱炭素・カーボンニュートラル研究をけん引しています。アンモニアという新燃料がどのように社会を変えていくのか、今後の研究発展が期待されます。
関連リンク
戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第3期(令和5年~)課題一覧https://www8.cao.go.jp/cstp/gaiyo/sip/sip3rd_list.html