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国立大学法人群馬大学 理工学部・大学院理工学府
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お知らせ

物質・生命理工学教育プログラム2年生の花里謙さんが、第47回炭素材料学会年会口頭発表賞を受賞しました。

 2020年12月9日〜11日にオンラインにて開催された第47回炭素材料学会年会において、分子科学部門・炭素材料電極化学研究室所属の花里謙さんが研究発表(題目:シームレス活性炭電極を用いたEDLCの小角X線散乱による劣化過程追跡)を行い、口頭発表賞を受賞しました。今回はオンライン開催のため、発表は動画のオンデマンド方式(事前録画した動画を閲覧)でしたが、質疑応答はライブで行われました。

 花里さんの研究は、炭素材料電極化学研究室とアイオン株式会社との共同研究よって開発された「シームレス活性炭」電極注1)を用いた電気二重層キャパシタ注2)に関するものです。シームレス活性炭電極は電気二重層キャパシタの耐久性を飛躍的に高める特性があります。また、従来のキャパシタ用電極とは異なり、導電補助剤やバインダーといった他の物質が含まれていないため、性能面だけでなく、電極の解析がしやすいといった特徴もあります。花里さんは、シームレス構造の特徴を生かして劣化試験前後の電極を小角X線散乱法により解析し、劣化機構の一端を明らかにしました。その成果が高く評価され、受賞に到りました。今年度の口頭発表賞では倍率が約9倍(74件中8件)であり、昨年度に続き大変厳しいものでした。花里さんの今後のますますの活躍が期待されます。

注1)「優れた耐久性を示す“つなぎ目のない”のカーボン電極―シームレス活性炭CROUS®の実用化―」
注2)非常に短時間での充放電に優れた蓄電デバイスのこと


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