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国立大学法人群馬大学 理工学部・大学院理工学府
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お知らせ

環境創生理工学教育プログラム博士前期課程1年の鈴木悠介君が、令和2年度・第23回応用力学シンポジウムにおいて応用力学講演賞を受賞しました。

 令和2年度・第23回応用力学シンポジウムにおいて、環境創生部門構造研究室(斎藤研究室)所属の鈴木悠介君が応用力学講演賞を受賞しました。
 鈴木君の発表タイトルは「2次元動弾性有限積分法を用いたマイクロポーラー弾性体中の時間領域波動解析」で、マイクロポーラー弾性波動理論に関する力学挙動の解明に関する研究です。微視構造を有する材料は、マイクロポーラー弾性体と呼ばれています。鈴木君は、そのマイクロポーラー弾性体に対する新しい波動解析手法を開発することで、2次元波動場でのマイクロポーラー弾性体中の波動伝搬挙動を明らかにしました。

 近年、社会基盤構造物の経年劣化が問題となっており、健全度を定量的に評価する非破壊技術の開発が望まれています。数ある非破壊評価法の中でも、現場での適用が比較的容易な超音波非破壊評価法を用いる場合には、検査の信頼性を高めるためにも、超音波の伝搬挙動をあらかじめ把握しておくことが重要です。これまでに、異方弾性体、粘弾性体、多孔質弾性体に対する波動問題に関する研究は数多く報告されています。しかしながら、マイクロポーラー弾性体を対象とした波動問題は殆ど行われていないのが現状です。そこで鈴木君は、指導教員の斎藤隆泰准教授の指導の下、動弾性有限積分法を用いてマイクロポーラー弾性体中の超音波伝搬シミュレーションを行い、数値解析例を示すことで、本手法の妥当性を示しました。

今後は、数値安定性が高いことで知られる演算子積分時間領域境界要素法を適用して解析を行い、解析精度の向上を図る予定です。


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