- 実施日
- 2023年11月30日
- 実施者
- 理工学系技術部 地域貢献委員会
- 発足
- 今年度のみ
概要
桐生市立天沼小学校の家庭教育学級において、児童と保護者が一緒に科学に触れて学習できるイベントの講師を担当いたしました。イベントのテーマは、「ホバークラフトの作製」です。ホバークラフトの仕組みの理解と工作を通じて、児童・保護者が共に楽しめる内容となっています。
活動内容
2023年11月30日(木)18:00-19:30に、天沼小学校体育館で開催されました。本イベントで作製したホバークラフトは、発泡スチロール製のどんぶり、モータ、プロペラ、電池等から構成されています(写真1枚目)。電池でモータを駆動し、モータのシャフトに取り付けたプロペラを回すことで、空気を上部からの吸い込み下部から排出します。排出される空気により、本体と接地面の間にはわずかな隙間ができ、手で本体を押すと滑らかに移動します。イベントでは、ホバークラフトの仕組みについて説明を受けた後、小学1、2年生は保護者とともに1台作製し、小学3年生以上は、児童と保護者が各々1台ずつ作製しました。一工程ずつ説明・作製を行うとともに、スタッフが参加者の加工をサポートすることで、大きな混乱なく、すべての方がホバークラフトを完成できました(写真2枚目)。
開催報告
参加者は、児童20名、保護者・教員21名の計41名でした(写真3枚目)。児童のアンケート結果を見ると、一部の工程で使用するコンパスカッターの取り扱いに苦労したことが分かりました。しかし、無事に完成させ動かすことができた結果、児童全員から面白かったとの回答をいただいております。自由記述の欄には「このようなイベントがあったらまた参加したい。」旨の感想が複数あり、科学に興味を持つ一助になったかと思います。また、多くの保護者の方にとっても、アンケート結果から満足いただけたことが分かりました。「親子で楽しめたのでとても良かったです。」や「子供と一緒に作れてとても良い体験でした。」等の感想をいただいており、イベントの趣旨に沿ったテーマ選定によって、児童と保護者が共に楽しめたことが高い満足度につながったと考えます。