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群馬大学理工学部染料コレクションが、日本化学会の化学遺産に認定されました
群馬大学理工学部が所蔵する合成染料のコレクションが、日本化学会が認定する「化学遺産」に登録されました。
本コレクションは、理工学部の前身である桐生高等染織学校が設立された1915(大正4)年から、群馬大学工学部となる直前の1946(昭和21)年頃までの約30年間、ドイツ、スイス、米国、及び日本から集められたもので、その数、実に4,390点にのぼります。現在では製造されなくなった染料や、今では存在しない著名な染料会社の製品も多数含まれ、日本全国でも、また世界でも類を見ない、貴重なコレクションとなっています。
日本化学会では、2009年度から13回にわたり、計60件の化学遺産が認定されており、本コレクションは第14回化学遺産認定として認定・登録をいただきました(認定化学遺産 第062号)。
群馬大学理工学部では、今後もこの貴重なコレクションの保存及び有効活用につとめてまいります。
なお、本コレクションは群馬大学工学部同窓記念会館内にあり、見学自由となっておりますので、ご興味のある方はぜひ会館までお越しください。