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理工学基盤部門の高江洲俊光准教授が日本数学会2023年度年会において特別講演を行いました
理工学基盤部門の高江洲俊光准教授が日本数学会2023年度年会(2023年3月15日~3月18日)の函数解析分科会において特別講演を行いました。
講演題目は「相互作用する場の量子論の系のスペクトル解析について」でした。場の量子論の系とは量子力学的な粒子が生成・消滅しながら相互作用する系であり、特に量子電磁力学の系とは電子・陽電子と光子が相互作用する系です。構成的場の量子論において系の状態空間はフォック空間で定義されます。
講演はフェルミオンフォック空間とボソンフォック空間のテンソル積空間上で紫外切断および空間切断を導入し定式化された量子電磁力学の系のハミルトニアンの基底状態に関して得られた研究結果を中心にされました。