受賞・成果等
化学・生物化学科4年の新井唯史君(高分子材料科学研究室・高崎量子応用研究所)が、日本原子力学会関東・甲越支部「第14回学生研究発表会」で奨励賞を受賞しました。
2021年3月4日(木)にオンラインで開催された日本原子力学会関東・甲越支部「第14回学生研究発表会-原子力・放射線分野-」において、化学・生物化学科4年・高分子材料科学研究室の新井唯史君が、奨励賞を受賞しました。新井君は高崎量子応用研究所との共同研究に携わっており、発表題目は「腫瘍イメージングを目指した量子ビーム架橋によるペプチドナノ粒子の開発」です。
高崎量子応用研究所では、化学薬品を使うことなく高分子を架橋できるγ線を用いて、タンパク質などの生体材料を基材とした医療材料の作製に関する研究を行っています。新井君は、γ線によって架橋しやすいアミノ酸を配列させたペプチドを合成し、γ線照射によるナノ粒子作製と物性評価を行い、さらに、腫瘍細胞への導入を行いました。作製したナノ粒子は、新規腫瘍イメージング剤の開発に大きく寄与するものとして期待されます。
日本原子力学会関東・甲越支部 http://www.aesj.or.jp/shibu/kanto/index.html