本学は2016年に採択となった文部科学省設備サポートセンター整備事業を基に、分析装置等の共用の促進、地域貢献、若手人材の育成を目的として、共同利用設備統括センターを設置してきました。各種分析装置の共用促進は、2019年度末時点で、2016年の採択当時と比べ3倍強にまで利用者が増加しています。また、地域貢献に関しては、前橋工科大学、足利大学、群馬工業高等専門学校と連携・共同して「りょうもうアライアンス」を創設し、地域産業支援を進めています。一方、理工学部の2、3年生を対象とした「国立大学法人群馬大学における機器分析に対する専門性を高めるマイスター育成プログラム」を策定し、若手人材の育成を進めてきました。
マイスター育成プログラムは、高度な分析装置を実際に用い、分析に関する本質的理解の獲得と高い測定技術力と解析力の習得を基に、複合的な問題解決能力を持った学生を育成することを目的としています。このたび、所定の課程を修了し、認定試験に合格した学生2名に対し、2020年12月9日(水)に荒牧キャンパスにおいて認定証授与式が行われました。
授与式に先立ち、共同利用設備統括センター共同利用設備統括推進室の林マネージャーからプログラムの概要とこれまでの実績について報告がありました。引き続いて、窪田センター長から、高橋渉太さん、三輪明星さん(ともに化学・生物化学科3年)の二人に認定証が授与されました。マイスター学生となった高橋さん、三輪さんは、群馬大学の技術補佐員として採用され、今後センターのインストラクターと連携しながら、企業からの外部依頼分析や初心者講習の講師及び担当となった装置のメンテナンス等の補助業務に携わっていただきます。
今後のお二人のご活躍を期待しています。
⇒マイスター育成プログラム紹介ページ
⇒りょうもうアライアンス
【マイスター育成プログラム紹介動画】