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環境創生部門 石飛宏和助教の研究が、2020年4月4日の上毛新聞で紹介されました。
環境創生部門 石飛宏和助教の研究「レドックスフロー電池」が、2020年4月4日の上毛新聞(8面:経済)で紹介されました。
レドックスフロー電池は、(1) 電池出力(エネルギーを出す速度)と電池容量(貯めるエネルギーの量)を独立して設計することが可能、(2) 運転中に正確な充電状態を測定可能、(3) 水系電解液を用いる場合は電解液が不燃性で安全な点、などの利点があります。自然エネルギー発電所(太陽光発電所など)のエネルギーの貯蔵や天候に左右されやすい自然エネルギーの出力変動を平準化するための電池・災害時における非常用電源として期待されています。
今回の記事では量子科学技術研究機構との共同研究である、カーボン材料への放射線照射により充放電反応速度を向上した成果が紹介されています。また、石飛助教は群馬大学Sメンブレンプロジェクトにも参画しており、プロジェクトでは電池の重要部材である隔膜(電極と電極の間で電子は通さずイオンを通す膜)の研究開発も行っています。
紙面で紹介された研究について、理工学部HPでも紹介しています。ぜひご覧ください。
⇒石飛宏和助教の研究紹介へ
⇒群馬大学Sメンブレンプロジェクト