本文へジャンプ メインメニューへジャンプ
国立大学法人群馬大学 理工学部・大学院理工学府
国立大学法人群馬大学 理工学部・大学院理工学府
ここからメインメニューです
ここでメインメニュー終了です
ここから本文です

お知らせ

知能機械創製部門・鈴木孝明教授らの、IoTやSDGs7に貢献する小型発電デバイスの製作技術が、オンラインビデオジャーナルJoVE: Journal of Visualized Experimentsに掲載されました。

   JSTさきがけ事業に採択された「柔軟な3次元微細構造を用いたポリマー振動発電」研究において、鈴木孝明教授を代表とする研究グループが、人間の動きに含まれる低周波数の運動エネルギーから電気エネルギーに効率良く変換する、ボダン電池サイズの小型環境発電デバイス(※1)を開発し、その製造技術に関する内容が、オンラインビデオジャーナルJournal of Visualized Experiments (JoVE)(※2)に掲載されました。   MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術(※3)と呼ばれる微小物を加工する方法を利用して、発電デバイス内に特殊なマイクロメートル(100万分の1メートル)サイズの構造を組み込むことで、低周波数振動から効率良く発電できます。  今回、この成果がJSTによって認められ、追加支援により本内容がOpen access(どなたでも無料で閲覧可能な状態)化されました。是非一度ご覧下さい。    また、作製した環境発電デバイスの性能評価については、学術誌Science and Technology of Advanced Materialsに掲載されており、Open access化されていますので、こちらも合わせてご覧下さい。    なお、本発電デバイスに関する研究は、JSTさきがけ事業から「JST-CREST事業」へとステップアップし、東京大学・年吉洋教授、静岡大学・橋口原教授らと連携して、今年度から4年間「MEMS振動発電を用いたパーペチュアル・エレクトロニクス」研究が継続されます。   【用語解説】 ※(タイトル部分)SDGs7 Sustainable Development Goals(SDGs:持続可能な開発目標)とは、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。 持続可能な世界を実現するための17のゴールで構成され、目標7は、「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」です。   ※1 環境発電  環境発電は、身の回りのあらゆるものからセンサで情報を取得し、インターネット経由で情報通信するIoT(Internet of Things)社会の実現に向けて、期待されている技術の一つです。身の回りに存在する未使用の微小なエネルギーを電力に変換して使用することで、無線化されたセンサの電源としての利用が期待されています。   ※2 オンラインビデオジャーナルJournal of Visualized Experiments (JoVE)  一般的な論文は、文章形式で記載されていますが、実験方法や製作方法については、文章では伝わりにくい場合があります。JoVEは、2006年に創刊されたウェブ基盤の査読付き学術誌であり、インターネット上の動画と付録資料により、その詳細が公開されるユニークな学術誌です。   ※3 MEMS(Micro Electro Mechanical Systems、微小電気機械システム)  パソコンのCPUやメモリなどに代表されるICチップを製作する方法である半導体製造技術を用いて、IC電子回路はもちろん、微小な機械の部品も同時に作製することで、機械と電気が高度に融合した高機能なシステムの総称です。
ここで本文終了です
ここからフッターです
ページの終了です