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国立大学法人群馬大学 理工学部・大学院理工学府
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社会連携・地域貢献活動

低速電動バスを用いた産学官民連携による地域活性化の取り組み
実施日
2010年~
実施者
(理工学部)板橋英之、天谷賢児、(情報学部)太田直哉、関 庸一、小竹裕人ほか
連携・協力先
桐生市、北関東産官学研究会、桐生高校、桐生市教育委員会、桐生市社会福祉協議会、近隣企業、群馬大学次世代モビリティ社会実装研究センター、2015年からの生活交通をつくる会ほか
ポイント
群馬大学理工学部と地域企業、桐生市が参画した脱温暖化プロジェクトで開発された低速電動バスを用いて、地域活性化の取り組みを2011年から行っています。

概要

・現在、様々な地域に「グリーンスローモビリティ」と呼ばれる低速の電動自動車の普及が進んでいます。これは2018年から国土交通省が全国に普及を進めているもので、最高時速 19km、4人乗り以上、公道走行が可能な電動車が条件として定義されています。
・リニア新幹線が生まれようとしているこの時代になぜ低速? と思われる方もいるかもしれませんが、大きい事故が起きにくいこと、高齢者が利用しやすいこと、窓がなく対面式の座席が利用者同士の会話を生み、コミュニケーションツールとして活用できることなどのメリットがあります。加えて電動であれば環境にやさしいことは言うまでもありません。
・群馬大学では地域企業と協力して、2012年にいち早く低速電動バスを開発し、様々な実証試験を行ってきました。現在も桐生市の協力により、実際に町の中で低速電動バスを走らせ、次世代の公共交通のありかたについて考える実験を続けています。
群馬大学 研究・産学連携推進機構 次世代モビリティ社会実装研究センター:https://crants.opric.gunma-u.ac.jp/

活動内容

・地域住民と協力して、暮らしの足としての低速電動バスの有用性を検証しています。
・桐生市社会福祉協議会と連携して、高齢者が多数居住されている地域での低速電動バスの福祉利用の可能性を検証しています。
・県立桐生高校のSSH事業と連携して、低速電動バスの活用方法に関する様々な研究テーマを共有し実験をサポートしています。また、桐生高校の生徒が市内の小学校と連携して低速電動バスに関する授業を実施したり、乗車体験を行う取り組みを行っています。

開催報告

・2012年にスローモビリティを全国に先駆けて導入。
・2013年から低速電動バスを用いて市内の観光運行が行われており、これまでに多くの自治体等からの視察が来ています。
・2018年に国土交通省がグリーンスローモビリティを全国に普及させる試みを始めました。低速電動バスもその一つとして取り上げられています。
・2021年に低速電動バス(スローモビリティ)が全国に先駆けて導入された街として、桐生市が「ゆっくりズムのまち桐生」の宣言を行いました。
・この低速電動バスに関連する様々な実証研究を行ってきました。2021年度には群馬大学と桐生市が文部科学省のDESIGN-i事業「次世代モビリティの導入による持続可能な地方都市モデルの構築」に採択され、地域を巻き込んだ取り組みを行いました。
・低速電動バスを教材として地域の高校教育にも活用しています。
・プロジェクトで開発された低速電動バスを製造販売する企業(㈱シンクトゥギャザー)が桐生市内に設立されていて,2022年時点で全国20カ所以上の地域に低速電動バスが導入されています。

低速電動バスeCOM-82(桐生市での愛称MAYU)
高校生による低速電動バス活用の研究(桐生高校SSH)
子供の描いた絵を貼って運行されているバス

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