- 実施日
- 2022/12/01
- 実施者
- 理工学系技術部 地域貢献委員会
概要
桐生市立神明小学校PTA行事として、親子で体験することのできるイベント実施の依頼を受け、「ぷにぷにビーズ(人工いくら)」作りをテーマとして、イベントを実施しました。
ぷにぷにビーズ作りは、アルギン酸ナトリウム水溶液を塩化カルシウム水溶液中に滴下すると、粒状になる現象を利用しています。アルギン酸ナトリウム水溶液に絵の具で鮮やかな色をつけ、子ども向けに楽しく作れるように工夫しています。
活動内容
2022年12月1日14:50~15:35に、桐生市立神明小学校体育館にて、小学校3年生およびその保護者を対象として、「ぷにぷにビーズ」作りを行いました。まず、材料を配布し、ビーズのもとになるアルギン酸ナトリウムや塩化カルシウムの身近な例を説明しました。次に、スライドを用いて、作り方の説明を行いながら、親子で一緒にカラフルなビーズを作製し、ビーズができる不思議を体験しました。作業の最中には、スタッフが各テーブルをまわって、スポイトの操作方法などを教えて、実験操作に不慣れな児童も楽しめるように心がけました。作製後には、ビーズができる原理の説明を簡単に行いました。児童の思い出となるよう、当日自分が作ったビーズを持ち帰ったり、スタッフが用意したビーズを配布したりしました。
開催報告
本イベントには、親子35組程度が参加しました。児童は親や友だちと楽しみながら、実験を体験することができ、ビーズができたときには親子で声をあげて喜んでいる姿も見受けられました。親子ともに、時間を忘れてビーズ作りに熱中し、たくさんのビーズを作っていました。異なる色のビーズを友達と交換して、カラフルなビーズ作りも楽しんでいました。また、原理の説明は、小学生の児童にとっては、難しい内容にもかかわらず、真剣に聞いている姿が印象的でした。
イベント後に実施したアンケートの結果からも、ビーズ作りは児童にとってちょうどよい難易度でありながら、粒のできる不思議さや見た目の可愛らしさなどもあり、好評であったことがうかがえました。ビーズ作りが楽しかったことから、「もっと時間が欲しかった」や「もっと色んな色で作ってみたい」などといった声もあり、参加者に満足していただけたものと思います。