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国立大学法人群馬大学 理工学部・大学院理工学府
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社会連携・地域貢献活動

群馬大学公開講座「高校生サイエンスインストラクター育成プログラム」
実施日
2024年8月20日~21日および月22日~23日の2回(生物実験のみ2日間 他1日間)
実施者
石間経章、佐伯俊彦、石井希実、杉石露佳(理工学部)・関庸一(情報学部) 
発足
公開講座としては 2015年から
ポイント
科学的思考法を身に付けた高校生指導者を育成します。

概要

  • 高校生に科学に関連する実験や演習を、その準備から結果の検討まで体験することを通して、ほかの高校生に指導できるスキルを学んでもらいます。
  • 実験の準備を行うことで、何をどこまでやるのか(実験計画)を理解できるようになり、自ら計画を立てることができるようになります。
  • 実験はいい結果が出て終わりではなく、そもそもいい結果とは何なのか、得られた実験結果は何を表しているのか、を科学的に考えます。

活動内容

  • 本講座では分野により4つのコース(化学実験,物理実験,生物実験,実験データ解析演習)を設けています。生物実験のみ2日間で他は1日間です。定員を少なめにして丁寧な指導を行っています。通常8月下旬と9月下旬の2回、群馬大学理工学部キャンパスで実施しています。
  • 9:15に群馬大学理工学部同窓記念館に集合し、講座の趣旨説明と各コースの担当者を紹介します。そのあとそれぞれのコースに分かれ、概ね16:00頃まで実習を行います。
  • 本講座を受講した高校生が実験やイベントを主催して、本講座は完結します。高校生が母校で授業や文化祭などで実験を計画,準備,実施したあと、実験ノートの写し、実施風景を添えて「インストラクター認定申請書」を提出してもらいます。本講座の担当者全員で内容を検討し、要件を満たしていればインストクターとして認定し、認定証を発行いたします。

開催報告

  • 2024年度は8月20・21日と9月22・23日に実施しました。参加人数は8月開催が13 名(物理実験コースとデータ解析コースが各4人、化学実験コースと生物実験コースが各1人)、9月開催が3人(化学実験コースが1人,生物実験コースはが2人)でした。写真はデータ解析コース(写真1)と化学実験コース(写真2・3)の様子です。受講生の出身高校は、白鴎大学足利高等学校,高崎商科大学附属高等学校,樹徳高等学校,多摩大学目黒高等学校でした。
  • 受講生一人一人が自分の手を動かせるように少人数のグループで実施しました(写真1)。コースによってはすべての操作を一人で経験することができました(写真2・3)。
  • 本講座では自ら実験を計画し、データの解析を行うことができることが目標です。講座終了後に実施したアンケートでは、77%の受講生が講座に参加したことで「自分の課題を見つけることができた」と回答しました。自分で何かをするためには「与えられたことを学ぶ」姿勢では不十分だということに気づいてもらえれば、講座が終わってからも意欲をもって学べることでしょう。2024年度入学生の中に本講座の受講生が5名おりました。来年度は何人の受講生が入学するか楽しみです。
(写真1)「実験データ解析演習」で,紙ヘリコプターの滞空時間を測定しているところです。実験誤差を考慮して分析し,滞空時間が長い機体の設計につなげます。
(写真2)「化学実験コース」で,鉄の定量に必要な試薬を正確な濃度に調製しています。
(写真3)「化学実験コース」で,試料に含まれる鉄によって色が変わった溶液の,色の濃さを分光光度計で測定しています。既知の濃度の鉄溶液で作った検量線を使って,未知試料の鉄の濃度を推定します。

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