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国立大学法人群馬大学 理工学部・大学院理工学府
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社会連携・地域貢献活動

着物でめぐる日本遺産ツアーの企画(未来創生塾)
実施者
未来創生塾 塾長 野田玲治(化学システム工学准教授)
連携・協力先
桐生市・桐生商工会議所・桐生市教育委員会・企業、団体、個人等
発足
2022年
ポイント
日本遺産認定文化財をつかった観光ガイドを企画・実施

概要

未来創生塾3年目の塾生親子が、日本遺産文化財と地域施設を巡る観光ガイドを企画・実施しました。半年間の検討を通じて調査・企画・運営のプロセスを学び、若い世代に桐生の魅力を伝えて人口減少という地域課題に向き合うことを目的とした取り組みです。

活動内容

未来創生塾3年目の塾生親子は、桐生市産業経済部日本遺産活用室と連携し、桐生の歴史と魅力を伝える観光ガイド企画に半年間取り組みました。移動には環境に優しい低速電動バスMAYUと徒歩を組み合わせ、群大同窓記念会館、天満宮、有鄰館などの重要伝統的建造物群、さらに絹撚記念館といった地域の歴史を象徴する施設を巡るルートを設定しました。参加者は、市内各所から集まった小学生親子、高校生、留学生、一般の15名で、MAYUの定員いっぱいの多様な顔ぶれとなりました。

塾生たちは現地調査を重ね、建造物の歴史や特徴、見どころを整理し、案内の順番や安全面などを考慮しながらガイド内容を作成。当日は親子でガイド役を務め、訪問先の魅力を自分たちの言葉で紹介しました。

さらに、MAYU乗車中にはクイズを出すなど、楽しみながら学べる工夫も取り入れました。これらの取り組みを通じて、企画立案から運営までのプロセスを実践的に学び、「若い人に桐生の良さを伝えたい」という目的に向けて地域の未来を考える経験となりました

開催報告

半年にわたる検討を経て、群大同窓記念会館、天満宮、有鄰館、絹撚記念館など、歴史的価値の高い建造物や地域の特色ある施設を巡るルートを設定し、環境配慮型の低速電動バスMAYUと徒歩を組み合わせたガイドを実施。当日は市内各所から小学生親子、高校生、留学生、一般参加者の計15名が参加し、多様な交流が生まれました。

移動中には塾生がクイズを出題するなど、楽しみながら学べる工夫を凝らしたことで、参加者から高い満足度が得られました。アンケート結果では、「満足」「大変満足」と回答した割合が100%に達し、特にガイドのわかりやすさ、訪問先の選定、MAYU乗車の体験性に高い評価が寄せられました。

若い世代の参加が多かったことから、「桐生の魅力を若い人に伝えたい」という当初の目的にも強く合致した成果が見られました。
本事業を通じて、塾生親子は調査・企画・運営・振り返りまでの一連のプロセスを実践的に学び、参加者にとっても桐生の魅力を再発見する機会となりました。総じて、地域資源を活かした学習と発信を融合した、効果的な取り組みとなりました。

開会式の様子
ガイド中の様子
リハーサルの様子

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