- 実施日
- 2024年12月5日(木)
- 実施者
- 理工学系技術部 地域貢献委員会
- 連携・協力先
- 桐生市立桜木小学校
- ポイント
- 親子で科学の不思議・おもしろさを体験できるイベント
概要
桐生市立桜木小学校から、親子で体験することのできる出前授業の依頼を受け、「ぷにぷにビーズ(人工いくら)」作りをテーマとして、イベントを実施しました。ぷにぷにビーズ作りは、アルギン酸ナトリウム水溶液を塩化カルシウム水溶液中に滴下すると、粒状になる現象を利用しています。アルギン酸ナトリウム水溶液に絵の具で鮮やかな色をつけ、子ども向けに楽しく作れるように工夫しています。
活動内容
2024年12月5日13:30-14:25に、桐生市立桜木小学校にて、小学校4年生およびその保護者を対象として、「ぷにぷにビーズ」作りを行いました。まず、材料を配布し、使用する試薬や道具の説明を行いました。次に、スライドを用いて、作り方の説明を行いながら、親子で一緒にカラフルなビーズを作製し、ビーズができる不思議を体験しました。作業の最中には、スタッフが各テーブルをまわって、スポイトの操作方法などを教えて、実験操作に不慣れな児童が楽しめるように心がけました。作製後には、ビーズができる原理や本現象の実用例等の説明を行いました。また、容器を用意し、児童が作製したビーズを持ち帰ることができるようにしました。
開催報告
本イベントには、児童44名とその保護者41名が参加しました。児童は保護者や友だちと楽しみながら、実験を体験することができ、ビーズができたときには、親子で声をあげて喜んでいる姿も見受けられました。親子ともに、時間を忘れてビーズ作りに熱中し、たくさんのビーズを作っていました。また、原理の説明は、小学生の児童にとっては、難しい内容にもかかわらず、真剣に聞いている姿が印象的でした。
イベント後に実施したアンケートの結果からも、ビーズ作りは児童にとってちょうどよい難易度でありながら、粒のできる不思議さや見た目の可愛らしさなどもあり、好評であったことがうかがえました。「楽しかった」「またやってみたい」という言葉をいただき、参加者に満足していただけたものと思います。