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国立大学法人群馬大学 理工学部・大学院理工学府
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お知らせ

IMPRES 2016(エネルギーシステムの材料に関する国際会議)で化学システム工学プログラムの石飛宏和助教がBest poster award 2022を受賞しました

20221025日から27日までスペイン王国バルセロナで行われたIMPRES 2016(エネルギーシステムの材料に関する国際会議)で化学システム工学プログラムの石飛宏和助教がBest poster award 2022を受賞しました。

発表題目は「Analysis of activity and active material transport at the electrode material for redox flow batteries(レドックスフロー電池に用いる電極材料の電極活性および活物質輸送の解析)」です。本発表は本学(石飛助教,白石教授,中川教授,土岐氏,井手氏)・アイオン株式会社(塚田氏,冨田氏)・東洋エンジニアリング株式会社(中尾氏)の共同研究の成果となります。Best poster award 2022は最も優れたポスター発表を行った研究者に対して授与される賞で38件のポスター発表の中から1件の発表に対して授与されました。

本発表は革新的なレドックスフロー電池の電極材料として期待される「シームレスカーボン材料」について、高温熱処理による高活性化が可能な点を示しました。カーボンの高結晶化により活性点(表面酸素官能基)のプロトン解離が容易になるためだと議論しています。加えて、正極側の電解液と負極側の電解液に切り分けて物質輸送解析を行い、従来の説とは異なり負極側での物質輸送速度が低い点を明らかにしました。負極側の電極表面では通常の電気化学反応とは異なる濃度分布になっている点が示唆されました。本研究は科研費(JP18K14048およびJP22K04814)、JST-ASTEPJPMJTM20C2)、群馬大学元素科学プロジェクトおよびSメンブレンプロジェクトのご支援により成果が得られたもので、今後も学術研究はもちろん、社会実装を目指す研究も産学共同研究により推進して参ります。バルセロナ大学は570年を超える歴史があり、授賞式は中世の絵画がならぶ講堂で和やかに行われました。



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