金属の塑性加工と鋳造加工

マグネシウム合金の自動車部品

コンピューター
シミュレーション結果

 金属は,自動車をはじめ,身近な様々な箇所に使用されています.これらの金属製品は,いずれも,塑性加工や鋳造加工によって製造したものがほとんどです.社会が高度化するに従い,金属を目的の形にするために,より安価で,より生産性が良く,より高品質な加工技術が求められています.
 塑性とは,固体がある限界を超えた大きい力を受けて変形するとき,力を除いてもその変形がもとに戻らないで残ってしまう性質のことを指します.この性質を利用した加工技術が塑性加工です.鋳造とは,金属を溶かして目的の形に固める技術を指します.
 身近な金属の例として,鉄やアルミニウムがあります.例えば自動車はそのほとんどが鉄から作られています.また,ジュースの缶はアルミニウム缶が主流です.自動車分野では,軽量化が求められています.アルミニウムは軽くて強い金属なので,アルミニウムを使えば,自動車が軽くなり,燃費も良くなります.更に軽い金属として,マグネシウムがあります.今後,金属がより一層,身近で便利なものとして,活用される社会を目指しています.


  • 西田進一, 栗原亮典, 奥島綾介, 藤田大, 麻生逸人, 佐藤由貴, 有限要素解析による5000系アルミニウム合金の成形予測シミュレーション, 軽金属, 65-11, 578-581 (2015).
  • 西田進一, 栗原亮典, 奥島綾介, 麻生逸人, 佐藤由貴, 藤田大, 5000系アルミニウム合金のプレス成形における摩擦特性, 軽金属, 65-11, 573-577 (2015).
  • 特願2016-6909, 発明の名称:鋼管の冷間フレア成形加工装置及びその装置を用いた鋼管の冷間フレア成形加工方法,発明人: 松原香,稲葉敬祐,佐藤豊,西田進一,出願人:群馬大学,出願中.

機械知能システム理工学科

助教 西田 進一