大気に漂う小さな塵と地球環境問題

空中に小さな塵を1つ浮かせる装置

私たちの研究室では地球大気の評価とクリーンな大気を保つための技術開発を行っています。特に最近注目を集めているのがPM2.5と呼ばれる大気中に存在する小さな塵です。これをエアロゾルと呼びます。エアロゾルはあまり馴染みがない言葉ですが、地球大気の中で重要な役割を果たしています。例えば、大気中の小さな塵は雲の種として働くため、エアロゾルが無いと雲はできません。黒いエアロゾルは、二酸化炭素などの温室効果ガスと同じように太陽光を吸収し、地球大気を暖めたりします。逆に白いエアロゾルは太陽光を反射して地球大気を冷やします。南極のオゾンホールもエアロゾルの表面での化学反応が原因で生成することが知られています。このように、目には見えない大気中の小さな塵は地球の気象変化に極めて大きな影響を及ぼしています。私たちの研究室ではこのエアロゾルを空中で浮かせながら、その性質や反応性を調べ、エアロゾルの地球大気への影響を明らかにしています。美しい地球の大気を次の世代につなげるために,私たちの研究室は日々がんばって実験をしています。