光を用いて微量の物質をはかる

この装置で温泉水中の硫化物イオンを測定

 人間の体の約97%は、水素、炭素、窒素、酸素の4元素からできています。しかし、あとの3%の様々な元素の働きがあって初めて生命活動が維持されています。このように、微量でも重要な役割を果たしている物質もあれば、逆に強い毒性を示す物質もあります。また、材料でも、その中に含まれている微量な物質がその性能を決めてしまったりします。そこで、より微量の物質を測定できるようにすることは、「分析化学」という化学の一分野の永遠の課題です。私たちは、この課題におもに光を用いて取り組んでいます。
 私たちは、中でも光ファイバーの原理を利用する様々な方法を開発しています。たとえば、溶液の中やガラスの表面について極微量の物質を検出する方法を提案しています。しかし、まだまだ不十分で先の長い研究だと思っています。


  • T. Umemura, H. Hotta, T. Abe, Y. Takahashi, H. Takiguchi, M. Uehara, T. Odake, K. Tsunoda, Slab Optical Waveguide High-Acidity Sensor Based on an Absorbance Change of Protoporphyrin IX, Anal. Chem., 2006, 78, 7511-7516.
  • X.-w. Chen, A. Sakurazawa, K. Sato, K. Tsunoda, and J.-h. Wang, A Solid-cladding/liquid-core/liquid-cladding Sandwich Optical Waveguide for the Study of Dynamic Extraction of Dye by Ionic Liquid BmimPF6, Appl. Spectrosc., 2012, 66, 798-802.
  • H. Hotta, Y. Miki, Y. Kawaguchi, K. Tsunoda, A. Nakaoka, S. Ko, T. Kimoto, “Direct Detection of Aqueous CO2 by Infrared Waveguide Spectroscopy with Amorphous Fluoropolymer Coating Rod”, Anal. Sci., 2017, 33, 477-479.

化学・生物化学科

教授 角田 欣一
研究室URL : http://analchem.chem-bio.st.gunma-u.ac.jp/index.html