古くて新しい「カーボン」で地球を守る!

研究室で開発した新しい活性炭電極

実験に使うグローブボックス

みなさんは「炭」と聞くとどのようなイメージを持つでしょうか?黒い?、汚い?、古い?、いえいえ、「炭」、別名「カーボン」は今も昔もこれからも役に立つ存在です。鉛筆、脱臭剤、燃料以外にも飛行機、車、電池、医療など様々なところで活躍しています。カーボンは、黒鉛やダイヤモンドだけではありません。「フラーレン」、「カーボンナノチューブ」、「グラフェン」などの最先端材料もカーボンです。
 私の専門は、目に見えない非常に小さな孔(細孔)が空いたカーボン材料:活性炭です。この活性炭の細孔はナノメートル(10億分の一メートル)のサイズですが、実は電気を蓄える能力があります。私は、この活性炭を電極として組み込んだ蓄電器「キャパシタ」の研究をしています。キャパシタは電池と違い、一瞬で充電できるだけでなく、蓄えた電気エネルギーを一気に取り出すことができます。キャパシタは、今、電気自動車の電源や太陽光や風力発電からの電力を蓄えるシステムとして注目されています。私の目標は、地球や人類を救う新しいキャパシタを新しいカーボン材料で実現することです(写真は研究室で開発したキャパシタ用の新しい活性炭電極です。群馬大のロゴ入りです)。


  • 白石壮志, 脱フッ素化法を用いたキャパシタ電極用カーボン材料, 炭素, 2016, No.273, 75–82 (2016).
  • 白石壮志, 電気化学キャパシタの高電圧化を目指した新規活性炭電極の開発, セラミックス, 50, No.8, 633–636 (2015).
  • 特開2013-201170, (特許第6047799号), 蓄電デバイスの電極用活性炭及び蓄電デバイスの電極用活性炭の製造方法

化学・生物化学科

教授 白石 壮志、  助教 畠山 義清
研究室URL : http://carbon.chem-bio.st.gunma-u.ac.jp/SSlab/