ペンローズの三角形 ペーパークラフトの作り方

[はじめに]

 ペンローズの三角形のペーパークラフトの作り方です。ちょっと作り始める前に知っておいていただきたいのですが、作るのはそれほど難しくないとは言え、多少の器用さは必要です。また出来上がりもプラモデルのように精密にはいきません。なぜこんなことを最初に書くかというと、過度の期待をしてきれいなものができず、がっかりされると困るからです。そのようなことさえ認識しておいていただければ、失敗したってたかが紙一枚ですからどうってことありませんので、気軽に挑戦してみてください。

[道具の準備]

 さて作り出す前に道具の準備をします。まず台紙から紙の部品を切り出すカッターとカッターの下敷きが必要です。部品の切断に使用する道具はカッターが適当と思いますが、もしハサミの方が使いやすいと思われる場合はもちろんハサミを使われても構いません。次に接着剤ですが、ある程度強力ではみ出しても汚くならない接着材として透明な合成ゴム系の接着剤が適しています。それから楊枝を数本用意して下さい。小さな部分に接着剤を塗ったり、手の届かない接着面を押さえたりするのに便利です。また必須ではありませんが、ピンセットがあると小さい部品を付けるのが楽だと思います。その他、接着剤で机を汚さないために作業中に下に敷く紙が数枚あると良いです。



写真1

[三角形本体の作成]

 下の写真のように、三角形本体の部品(A)を濃い実線で示された外周部分で切断しで切り出します。また下の写真に赤い矢印で示した部分(2個所)の濃い実線も切断する部分ですので切断して下さい。



写真2

 部品(A)のグレーの線で示された部分に折り目をつけます。グレーの実線は山折り、グレーの破線は谷折り意味しています。部品(A)では、谷折りの部分は上の写真の緑色の矢印部分のみです。なお折る部分には、山になる方にあらかじめカッターで軽く直線状に傷をつけておくとうまく折ることができます。ただここではとても軽くカッターを当てて、なぞる感じてちょっとだけ傷をつけておくところがミソです(写真3左)。力を入れすぎて切れてしまったら元も子もありませんので。また紙の裏側に傷をつける場合、窓ガラスなどに押し当てて空かしてみて、折り目の位置を確認すると良いと思います(写真3右)。



写真3

 折り目をつけると、以下の写真のような感じになります。



写真4

 次に、部品(B)を切り出して点線部分を谷折りにします。



写真5

 そして部品(A)の写真2の上側の赤い矢印で示した部分の裏側に、部品(B)の広い面積の台形の部分を接着します。これがこの部分ののりしろになります。詳細は下の写真を参考にしてください。中央と右の写真が接着後の写真です。赤丸の中の部分に注目してください。



写真6

 まず、写真2の青い字で「1」と書かれた部分ののりしろに接着剤を付け、対向する面を張り付けて四角柱にします。下の左の写真に矢印で示した部分に接着剤を付け、上の面をそこへ載せます。右の写真が接着後の状態で、赤丸の部分が接着した部分です。



写真7

 下の左側の写真に矢印で示した部分に接着剤を付け、この四角柱の端を閉じます。この四角柱の断面は菱形になりますので、お間違い無く。



写真8

 下の写真の矢印の部分に接着剤をつけて、対向する面を張り付けます。



写真9

 のりしろの部分は、反対側から楊枝で押してよく密着させます。



写真10

 すると、このような状態のものができるはずです。



写真11

 次は下の写真の赤丸の部分を接着します。



写真12

 さらに下の写真の赤丸の部分を接着します。



写真13

 引き続き下の写真の赤矢印の部分に接着剤を付け、上の面をを接着します。



写真14

 端の面を閉じればペンローズの三角形の部分は完成です。



写真15

[台紙部分の作成と接着]

 支持部品(部品(C))および台紙(部品(D))を切り出します。



写真16

 台紙の方はタイトル部分を折り曲げます。また支持部品の方は、グレーの実線部分を山折り、破線部分を谷折りにしておきます。この場合も山折りになる方に軽くカッターで筋を付けておくときれいに折り曲げることができます。



写真17

 下の写真で示すように、三角形の頂点の内側の端に、支持部品の山折りにした方を接着します。



写真18

 次に支持部品の下側を台紙に貼り付けます。貼り付ける位置・角度は、バランスを考えて見栄えが良いように決めます。良いと思う位置に、鉛筆で印を付けてから貼り付けるとうまくいきます。目安ですが、支持部品の内側の部分が、台紙の左および下から3cm付近に来るようにするとバランスが良いと思います。



写真19

 印をつけた位置に、接着剤で貼り付けて完成です。



写真20


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