群馬大学理工学部

電子情報・数理教育プログラム博士前期課程2年の東野将史君が、半導体デバイスモデリング分野の研究発表で電気学会奨励賞を受賞しました。

 電子情報部門小林研究室所属の博士前期課程2年の東野将史君が、平成27年電気学会 電子・情報・システム部門において、技術委員会奨励賞を受賞した。本賞は平成27年の1年間にあった発表の中で優れた発表に授与される賞である。論文題目は、「HCIによるLDMOSの信頼性シミュレーションに使用する最大電界モデルの研究」である。
 本研究は、近年車載エレクトロニクス等に搭載される、集積回路上の高耐圧電界効果トランジスタの信頼性(劣化寿命)を、シミュレーションにより予想するための、デバイスモデル開発を行ったものである。本研究は産業界との共同研究であり、研究成果はソフトウエア製品に使用される予定である。なお、本研究は群馬大学客員教授の青木均先生にご指導いただいた。
 半導体デバイスモデリングの研究は、半導体物性、電子計測などのハードウエア技術と、プログラミング、アルゴリズム開発などのソフトウエア技術が共に必要であり、特に欧米において盛んである。日本の大学では群馬大学と他一大学のみが実施している。群馬大学ではモデル開発のみならず、その周辺技術として最適化によらない、数値演算アルゴリズムによるモデルパラメータの直接抽出手法、高周波解析技術を用いた高周波対応集中定数、分布定数回路モデルについても研究しており、学界・産業界からの関心を集めている。

青木均客員教授(左)と東野将史君(右)