IMPRES 2016(エネルギーシステムの材料に関する国際会議)で、環境創生部門の石飛宏和助教がBest oral presentation awardを受賞しました。

 2016年10月24日から26日までイタリア共和国タオルミーナで行われたIMPRES 2016(エネルギーシステムの材料に関する国際会議)で、環境創生部門の石飛宏和助教がBest oral presentation awardを受賞しました。発表題目は「A performance advance of the direct ethanol fuel cell by using a silica-carbon composite support(シリカ-カーボンの複合触媒担体による直接エタノール燃料電池の性能向上)」です。本研究は大学院理工学府の井野由梨奈氏,中川紳好教授と行われました。
 Best oral presentation awardは優れた口頭発表を行った研究者に対して授与される賞で、100件の口頭発表の中から3件の講演に対して授与されました。本発表はエタノールを直接に燃料として(水素へ改質せずに)発電する装置である「直接エタノール燃料電池」の触媒開発に関するものです。直接エタノール燃料電池は、バイオマス由来の燃料を利用する発電装置の一つとして注目されていますが,エタノールの酸化反応速度が低いために白金などの貴金属触媒を多用する点が課題です。本研究では,反応の途中で生成した吸着水素を迅速に除去させるねらいで,シリカと炭素の複合ナノファイバーを触媒担体として提案しました。提案した複合触媒は従来触媒よりも2倍以上の反応速度を達成し,燃料電池としての出力も従来よりも向上する点を明らかにしました。

写真左から中川教授,石飛助教,井野氏