群馬大学理工学部

[Q and A] 総合理工学科の専門教育プログラムについて

 総合理工学科では、昼間の時間帯に授業を受けることが可能な高校からの入学者にむけて、フレックス制の利点を生かし、専門教育プログラム(理工学部の他の4学科に対応する化学・生物、機械知能、環境創生、電子情報の4つ)を準備しています。 総合理工学科には有職者向けに夜間に学ぶカリキュラムも用意されていますが、この[Q and A]では、「総合理工学科生」を“昼間に専門教育プログラムを履修する総合理工学科生”に限定して、対応分野の学科で学ぶ場合と比較して回答します。

Aできます。両者の進級・卒業要件で異なる点は下記の二点です。従って、下記の1科目以外は、対応学科と全く同じ履修をして卒業することが可能です。

  • 4年次後期の1科目(「総合理工学先端特別研究」)が必修科目として追加される
  • 将来の自分の専門性に合わせて自分でカリキュラムを設計できるように、専門教育プログラム外(対応学科外)の単位が、対応学科より多く卒業単位として認められる

A独力でのカリキュラム設計は難しいので、メンターと呼ばれる教員が学生1人1人に入学時からつきます。履修科目の選択を、このメンターと相談して考えることになります。高学年では専門指導教員(Q&A「卒業研究」を参照) が相談にのる場合もあります。なお、メンターはカリキュラム設計以外に、就学上の各種相談にものります。

A4年次後期に必修となる1科目「総合理工学先端特別研究」(4単位)は、自分の専門教育プログラムに関連する先端研究テーマに関して広く学び修得する、半期で15回の授業です。毎回、先端研究テーマに関して講義を受けた上で、その内容に関するグループ討論などの演習を行い、レポートを作成し、提出します。

A両者で選択できる指導教員(研究室)に違いはありません。ただし、選択時期は、総合理工学科生の方が早くできる場合があります。卒業研究の研究室選択は、通常3年次後期以降に行われます。一方、総合理工学科には専門指導教員の制度があります。この制度は、2年次後期以降、成績が基準を満たせば、自分が学びたいと考えた専門のテーマに合った専門指導教員を選び、その先生の指導の下で、カリキュラムを設計し学べるというものです。また、勉学に余力があれば、その先生の下で研究にも着手できます。いくつかの対応学科では、専門指導教員制度を利用した卒業研究のための研究室の選択を認めており、この場合、早めに研究室に所属して卒業研究を始める事ができます。

A4年生になった時に、総合理工学科の専門教育プログラムを修了予定であれば、就職先の斡旋、大学院への推薦等について対応学科生と同じ扱いとなります。従って、対応学科とほぼ同じ就職先や進学先となります。

A総合理工学科卒では、対応学科卒で取得できる資格を取得できない場合があります。たとえば、化学・生物化学科の学生は高校の理科の教員免許を取得可能ですが、総合理工学科の化学・生物専門教育プログラムを履修している学生はこれを取得できません。教員免許が取得できないのは、他の専門教育プログラムを履修しても同様です。また、一部学科で取得できる技術士補の資格(JABEE)も取得できません。これらの資格は、学科卒業をもって資格取得に必要な特定のカリキュラムを納めたことの保証としています。しかし、総合理工学科はカリキュラムの自由度が高いため、総合理工学科の卒業が、特定のカリキュラムを学習した保証になりません。そのため学科卒業を要件とする資格については、以上の相違が生じます。なお、資格試験を受験して所定の得点を取れば与えられる資格に関しては、違いはありません。

A通常、入学後に学ぶ内容は出願時に選択した学科で決まります。しかし、総合理工学科では、合格して落ち着いた後(入学直後)に、 4つの専門教育プログラム(化学・生物、機械知能、環境創生、電子情報)の中から、主として学ぶ分野を選ぶことができます。なお、自分の希望する分野に極端に希望者が偏った場合には、他のプログラムとなる可能性もありますが、プログラムの定員にはかなり余裕があり、これまでの4年間は全員が第一希望のプログラムに入っています。
 従って、ある分野(学科)の中心を学んでいくという希望が出願時点で決まっている場合には、Q&A「デメリット」で答えたように資格の取得にも若干有利なので、その学科に出願することを勧めます。一方、希望する分野が曖昧で、そこを中心として新しい分野を入学後に自分で探して総合的に学んで行きたいという希望があるなら、総合理工学科を勧めます。