群馬大学理工学部

環境創生理工学教育プログラム博士前期課程1年の田代匡彦君が、第27回超音波による非破壊評価シンポジウムにおいてポスター賞を受賞しました。

 第27回超音波による非破壊評価シンポジウムにおいて、環境創生部門構造研究室(斎藤研究室)所属の田代匡彦君がポスター賞を受賞しました。
 田代君の発表タイトルは「トポロジー感度を用いた三次元等方弾性体中の欠陥検出手法の開発」であり、三次元等方弾性体中の欠陥に対し、トポロジー感度を欠陥検出指標に用いることで、欠陥位置の推定を行ったものです。
超音波非破壊評価法の最終目的は、欠陥の大きさや形状まで求める逆解析手法の開発です。最もよく知られる逆解析手法の一つに開口合成法が挙げられます。開口合成法は、計算コストが少なく、短時間で欠陥を特定することが可能な反面、容易なアルゴリズムであるため、欠陥の情報を使い切れていません。そのような中、近年ではトポロジー感度と呼ばれる指標を欠陥検出に用いた逆解析手法が、Bonnetにより提案され、欠陥検出に対する有効性が示されています。
 そこで、田代君は指導教官の斎藤隆泰准教授の指導の下、境界要素法を用いて三次元等方弾性体中の超音波伝搬シミュレーションを行い、得られたデータより、逆解析手法としてトポロジー感度を欠陥検出指標に用いることで、三次元等方弾性体内部の欠陥位置の推定を行い、本手法の妥当性を示しました。
 今後は、数理的考察に留まらず、実務的応用について検討することや、先進材料である炭素繊維強化プラスチック(CFRP)等の異方性材料に対しての適用も行う予定です。