群馬大学理工学部

環境創生理工学科4年の蓑輪里歩さんが、公益社団法人土木学会主催の令和元年度全国大会第74回年次学術講演会において優秀講演者賞を受賞しました。

 公益社団法人土木学会主催の令和元年度全国大会第74回年次学術講演会において、環境創生部門構造研究室(斎藤研究室)所属の蓑輪里歩さんが優秀講演者賞を受賞しました。
 
 蓑輪さんの発表タイトルは「深層学習とレーザー超音波可視化試験による欠陥の自動判定法」で、人口知能(AI)を土木の分野に応用させ、深層学習を超音波非破壊評価法へと適用し材料中の欠陥の自動判定技術を開発したものです。
 近年、構造や社会基盤構造物に対する品質保証や維持管理を目的に、非破壊検査の重要性が高まっています。しかしながら、将来の検査員の人材不足が懸念されています。一方、IT技術の発展は目覚ましく、様々業界で応用が進んでいます。そこで蓑輪さんは、指導教員の指導の下、人工知能の非破壊検査への応用を目指す第一段階として、深層学習を超音波非破壊評価法へと適用し、材料中の欠陥の自動判定技術を開発しました。深層学習とは、複数の中間層を用いたNeural Networkにより学習を行う方法です。この深層学習の中でも画像認識が得意な畳み込みNeural Network(CNN)を利用し、レーザー超音波により可視化させた試験体表面の超音波伝搬映像を学習させました。このCNNを用いて、鋼材試験片中の人工欠陥の有無を判定させた結果、高精度かつ良好な結果を得ることができました。
 
 今後は欠陥の有無だけでなく欠陥位置の検出など自動判定技術の高度化を目指すことを行います。また、CFRPなどの異方性材料に対しての欠陥自動判定技術の適応も行う予定です。