群馬大学理工学部

知能機械創製理工学教育プログラム博士前期課程2年の中澤史穂さんが、アカデミックプラザ賞を受賞しました。

 2019年6月5日~7日の期間に東京ビッグサイトで開催された2019マイクロエレクトロニクスショー(JPCA show2019と同時開催)のアカデミックプラザにおいて研究発表を行った知能機械創製理工学教育プログラム博士前期課程2年の中澤史穂さんが、アカデミックプラザ賞を受賞しました。
◆詳細はこちらをご覧ください⇒マイクロエレクトロニクスショーHPへ
 
 近年の電子デバイスの高性能化に対応するために、実装材料に対しても高性能化や高信頼性化の要求も高まってきています。そのため、幅広く実用化されている導電性接着剤においても電気伝導特性や熱伝導特性を向上させる必要に迫られています。導電性接着剤の電気伝導特性を向上させるためには、接着剤バインダ中に混合されている銀粒子間の界面電気抵抗を低下させるための材料設計を確立する必要があります。多くの研究者は、銀ナノ粒子などを用いることにより銀粒子を低温焼結させることでこの問題を解決しようとしています。
 それに対して、中澤さんと共同研究者は特定の分子構造をもった有機分子との界面化学現象を利用することでマイクロメータレベルの汎用銀粒子を低温焼結させることに成功しました。また、焼結誘導効果のある有機分子の分子構造を系統的に調査するとともに、密度汎関数法によるシミュレーションに基づいて拡散誘導メカニズムに関する考察を行いました。この独創的なアイディアが学術的基礎研究と産業応用の可能性の両面から評価され、今回の受賞につながりました。今後の研究の発展が期待されます。
 

アカデミックプラザ賞を受賞した中澤史穂さん