群馬大学理工学部

知能機械創製理工学教育プログラム博士前期課程2年の瓦井健太君が、International Conference on Electronics Packaging 2018のPoster Awardとマイクロエレクトロニクスシンポジウム2018の研究奨励賞を受賞しました。

 2018年4月に三重県桑名市で開催されたInternational Conference on Electronics Packaging (ICEP) 2018と、2018年9月に大阪大学コンベンションセンターで開催されたマイクロエレクトロニクスシンポジウム(MES) 2018で、それぞれポスター発表と口頭発表を行った知能機械創製理工学教育プログラム博士前期課程2年の瓦井健太君が、Outstanding Poster Awardと研究奨励賞を受賞しました。学会終了後に行われた論文委員会での審議を経て受賞が決まったため、表彰式は2019年4月および9月に行われる予定です。

 近年の電子機器の多様化に伴って電子実装技術の変革が進められており、導電性ペーストを用いた印刷工法の重要性も高まってきています。導電性ペーストは有機高分子と金属粒子を複合化した材料で、電気伝導を担う金属粒子としては一般的に銀が用いられています。この銀粒子の代わりに安価な銅粒子を使用するための研究が行われてきましたが、大気中で簡便に取り扱うことができる導電性ペーストの実用化には至っていませんでした。
 瓦井君は、銅粒子と特定の有機化合物の界面反応に着目し、銅系導電性ペーストの新しい材料設計指針を提案しました。その独創的なアイディアがICEP2018での受賞につながりました。また車載機器などへの応用を考慮し、実装条件が材料特性や信頼性に及ぼす影響について検討した研究成果によりMES2018の研究奨励賞を受賞しました。この賞が学生だけでなく35歳以下の若手研究者を対象とするものであることからも、瓦井君の研究に対する学会・産業界からの注目の高さがうかがわれます。

国際会議のポスターセッションで議論する瓦井健太君