物質生命理工学プログラムの福嶋月乃さん、東宮大貴君が、繊維学会優秀ポスター発表賞を受賞しました。

 分子科学部門・高分子構造物性研究室所属の物質生命理工学プログラム博士前期課程1年・福嶋月乃さんによる「In-situ X線計測を用いたポリ(エチレン-スチレン)ランダム共重体膜の変形応答解析」、および、同・東宮大貴君による「超高分子量ポリエチレン溶融二軸延伸薄膜および多孔質膜の構造解析と大面積化」の2つの発表が、2018年6月14日にタワーホール船堀(江戸川区)で開催された平成30年度繊維学会年次大会にて、それぞれ、優秀ポスター発表賞を受賞しました。

 福嶋さんの研究は、安価なランダム共重合体を原料に、延伸操作によってナノ配列構造を発現させようとするものです。このような構造形成を追跡するために、X線を用いた「その場(in-situ)」計測をSPring-8にて行い、延伸過程における相構造変化を分子レベルで考察しました。一方、東宮君の研究は、高強度な超高分子量ポリエチレンを原料として、縦横1m×1mの大面積で、かつ、膜厚2μmの極薄膜を製膜するものです。これを応用して、有機溶剤を一切用いることなくnmサイズの連通細孔を有するリチウムイオン電池セパレーター膜を実生産できると期待されています。
これらの発表は、研究内容とともに、そのプレゼンテーションが審査委員により高く評価されました。