群馬大学理工学部

生命理工学教育プログラム博士前期課程2年の味戸聡志君が、3月2日(金)〜4日(日)の3日間茨城県民文化センターで開催された2017年度量子ビームサイエンスフェスタにて学生奨励賞を受賞しました。

 量子ビームサイエンスフェスタは、放射光、中性子、ミュオン、低速陽電子の4つの量子ビームの総合的な利用促進を目的に年一回開催されています、全国の学術・産業関係の利用者と各研究施設の研究者が一堂に会するシンポジウムです。量子ビームサイエンスフェスタでは、固体物理、環境科学、材料科学、生命科学、産業利用など多様な分野での発表が行われ、学生奨励賞として6名が受賞しました。
 味戸聡志君の発表題目は「WAXSとSANSを利用した糖溶液におけるタンパク質の構造、水和、安定性の研究」です。研究手法として中性子逆コントラスト法と放射光X線広角散乱法を相補的に利用し、得られたデータと理論的なモデル計算とを比較することで、トレハロース、スクロース、グルコース、フルクトースのタンパク質の保護作用を、水和シェルの構造と結びつけて解析して糖の選択的排除と溶媒和の観点からその機構を明らかにしました。特に、生物の極限環境耐性に関わる糖の役割を理解する上で、放射光X線と中性子線を組み合わせた測定と解析が大変有効であることを示したことが高く評価されました。

量子ビームサイエンスフェスタの詳細、及び学生奨励賞の受賞者一覧はこちらをご覧ください。
⇒2017量子ビームサイエンスフェスタのHPへ

右から3番目が味戸君