分子科学部門の上原教授が繊維学会 学会賞を受賞し、桐生タイムスに記事が掲載されました。

 平成29年度の繊維学会年次大会にて、上原教授が第43回繊維学会賞を受賞した。群馬大からの受賞は第7回以来36年ぶりである。繊維学会賞は「繊維科学について独創的で優秀な研究を行い、さらに研究の発展が期待される研究者」に対して贈られる。例年、繊維学会賞は2名の研究者に贈られるが、今年度は上原教授のみが受賞対象となった。6月7日に東京・江戸川区にタワーホール船堀で開催された平成29年度繊維学会年次大会にて受賞式があり、翌8日に受賞講演が行われ大学関係者のみならず産業界からも多くの聴講があり、200名近くの聴衆が集まった。
上原教授は、大型放射光源(SPring-8)を用いたインプロセスX線回折・散乱測定および固体NMR測定により、繊維やフィルムの延伸過程で起こる構造・物性発現メカニズムをリアルタイムで解析することにより、ポリエチレンなどの汎用性高分子材料から高強度の繊維やフィルムを得ることに成功している。これらの一部は、強力釣り糸として大手メーカーから市販されたほか、リチウムイオン電池膜や糖尿病センター、水質浄化フィルター、ロボット材料などへの応用が期待されている。これらの研究成果は学術誌表紙論文に選ばれるとともに、科学技術振興機構より「特許群」形成の支援対象に指定されており、学術的な重要性のみならず、産業的な有用性も高く評価されている。
※上原教授のインタビュー記事が、6月2日付の桐生タイムス紙に掲載されております。ぜひご覧ください。

◆上原教授のインタビュー記事はこちら→桐生タイムス6月2日付記事
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